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東京の姿勢矯正 猫背、反り腰、巻肩など の日記

胸の痛みと背骨のつまり

2011.11.08

市ヶ谷・飯田橋のカイロプラクティック・整体 ナナ・カイロ・クリニック

20代女性の症例です。

<お悩み>・・・・
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数ヶ月前から、朝起きると、胸の真ん中(胸骨付近)に鈍痛があり、胸をはるとバリバリ関節が鳴るようになった。同時に、背骨(上部胸椎)につまった感じがあり、肩こりも慢性的にある。

警察官のため、チョッキの前ポケットに鉄板(防刃のため)を入れることが原因と考えているが、少しでも緩和できればと来院。

<所見・コメント>
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胸肋関節
まず、胸側の痛む位置を確認したところ、胸骨と鎖骨から成る胸鎖関節、そして、胸骨と肋骨(第1、第2)からなる胸肋関節(図参照)に問題を抱えていることがわかりました。この付近に症状を訴える方は結構多いですね。

だいたいが、胸椎後湾増強(猫背)に伴う、関節の近接変位(関節が寄った状態)によるものが多いですが、今回の方も、肩関節が前方に移動し、猫背ぎみでしたね。この状態は、上部僧帽筋が腕を引き上げるような力を常に発揮しなくてはならないため、慢性肩こりの大きな要因となります
(図参照)。
上部僧帽筋
原因として考えられるのが、ご職業柄チョッキの前に重量があるものを入れているという事ですが、不良姿勢が固定化しているのは他にも原因がありそうです

この方は、バレーボールを学生時代本格的に行っていたそうですが、個人的な経験から推察するには、こちらがこの姿勢を形成するに至った有力な要因になったと考えられます。

私の臨床経験では、バレーボールを行っている方、もしくは行っていた方は、同じような上腕骨前方変位(前肩)や、猫背などの不良姿勢をお持ちの方が多いです。

競技の特性上、胸や腹など、前側の筋肉を爆発的に働かせなくてはいけない事と関係があると考えています。それにより、筋の短縮を招いている方が多いのかもしれませんね。
上位交差
このような胸筋群や腹筋群の短縮がある方は、背部の筋力が抑制されてしまうため、背骨や肩甲骨を後ろにひっぱる事ができず、猫背になってしまうのですね(写真参照)。

猫背は、背骨だけでなく、胸郭も押し縮められた状態を呈するため、胸側の関節が圧迫され、今回のような不快な症状を作ってしまうこともあります。


<治療・経過>
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治療としては、正常な動きを失っている関節の機能を取り戻していく事ですが、今回の場合、胸側の関節にアプローチすると共に、上部肋骨と背部で肋椎関節を成す上部胸椎へ矯正を加えることで大きな効果を得ました。

ご本人様が、背骨につまった感があると言うとおり、元々は背骨の生理的湾曲が崩れていることが原因なので、こちらへのアプローチが有効なのです。

しかし、今回のように、不良姿勢が固定化している場合、効果を持続させるためには、やはりご自身でストレッチを行って頂くことが必要になります。主に、大胸筋や小胸筋などの胸筋群の短縮が著しかったため、これらのストレッチを行って頂くことにしました。

今 回のような、関節機能の低下が軽度のものであれば、一度の治療でも十分効果をだすことが可能です。しかし、疲労やストレスも猫背と密接に関係しています し、前ポケットに鉄板が入っているチョッキを長い時間着ているというのは、例え鍛えている人でも肩がこってしまうはずです。そのため、3ヶ月に一回程メン テナンスを行っています。

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